掃除機購入ガイド トップ吸込仕事率の間違った認識

吸込仕事率の間違った認識



 吸込仕事率とは

掃除機の吸込性能を示す数値として日本では「吸込仕事率」が用いられます。
吸込仕事率とは日本のJIS規格の計算式で算定されます。 
参考:吸込仕事率=真空度(ゴミを浮き上がらせる力)×風量×0.01666

数値が大きいほど吸引性能が高く、W(ワット)で表します。測定はノズルをはずして行います。
注:吸込仕事率のW(ワット)は消費電力ではありません。海外製の掃除機は「吸引仕事率」の表記がないものが多いです。

※2007年から吸込仕事率の測定基準が「新測定基準」に変わりました。新測定基準とは、従来の吸込仕事率の測定方法、測定装置、測定値の許容差を変更した、JIS C 9108による表示です。同じ能力であっても、新測定基準で測定すると約10%ほど数値が低くなります。



「吸込仕事率が高い=ゴミが良く取れる」ではない!

吸込仕事率は実際に掃除するときの吸込性能を表すものではありません。確かに吸引力の目安にはなりますが、吸い込み能力とゴミ取り能力は別問題。

ゴミ取り能力は吸引力のほかに、ブラシやヘッドの性能など色々な要素が絡んできます。各メーカーカタログに吸込仕事率の大きさをアピールしていますが、これは数字のトリックでもあり、ゴミが取れると誤解を招いてしまいます。

ヨーロッパを始め世界で広く用いられている国際基準のダストピックアップ率の方が、遥かに掃除機の本来の性能をあらわしているように思えます。

※最近ではユーザーもそのあたりが認識されるようなったことと、高級機において、あいついで吸込仕事率の数値が小さい機種が発売されたこともあり、メーカーも大々的に謳わなくなってきました。