日立 DZ-BD7H
DVDビデオカメラというジャンルを世に広めた日立から、世界初のブルーレイビデオカメラが登場。今回発売になったのは30GBのHDDとブルーレイのハイブリッドモデル「DZ-BD7H」と、ブレーレイのみの「DZ-BD70」の2タイプ。
世界初のブルーレイカメラの完成度は?
気軽さや扱いやすさが受けていたDVDビデオカメラもハイビジョン時代になり、記録時間が短いことやビットレートを高くできないなど欠点が目立つようになりました。大容量のブレーレイを採用するDZ-BD7H/DZ-BD70は、最高画質でも約1時間の録画が可能。30GBのHDDを併用するDZ-BD7HではHDDに最高画質で4時間録画でき、さらに本体内で編集してブルーレイにダビングできるという、ハイブリッドならではの利便性もあります。
DZ-BD7H/DZ-BD70は、初めての撮像素子から信号処理、記録に至るまでのすべての行程で1920×1080フルハイビジョンを実現。MBAFF(動きの大きい部分と小さい部分で違う映像処理をして精細感を高める)を搭載し、さらなる画質向上を図っています。
しかし肝心の画質はそのメリットを生かしきれていないようです。総画素数を530万画素と高密度化した弊害があるのかもしれません。DZ-BD7H/DZ-BD70では530万画素の中から、フルハイビジョンに必要な207万画素だけを切り出して、動画の有効画素に割り当てられています。半分以上余った画素は静止画と、電子式手ぶれ補正の補正領域確保のためにそのほとんどが使われています。そのために画素ピッチが小さくなり、ダイナミックレンジ、感度、解像度に少なからず影響しているのだと思われます。
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DZ-BD7H画質レビュー・動画サンプル
動画時のワイド側の画角が35mm換算47mm相当と狭いのも考えものです。これも静止画の画素数を優先した弊害で、せっかく静止画で34.5mm相当の画角を確保しているのに、静止画からトリミングした形になる動画では、どうしても画角が不足してしまいます。この画角の狭さでは、日常的にワイドコンバーターが手放せなくなるかもしれません。
画質以外では動画、静止画切り替えの遅さ、AFの緩慢さも気になる点で、カメラ部の性能の悪さが目立ちます。他社に先駆けてブルーレイカメラを発売した意気込みは買えますが、お金を出して買うとなったら別問題。どうしてもブルーレイというのならば、今のところDZ-BD7H/DZ-BD70しかありませんが、どうせならお、買い得感のあるイブリッドモデルのDZ-BD7Hにしたいところです。
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日立 DZ-BD7H 価格比較
日立 DZ-BD7H仕様
| 機種 |
DZ-BD7H |
| 記録メディア |
BD/DVD HDD(30GB) |
| 記録方式 |
MPEG4 AVC/H.264
(1920×1080画素記録) |
| 撮像素子 |
1/2.8型 CMOSセンサー
動 画:有効207万画素
静止画:有効432万画素(4:3) |
| 手ぶれ補正 |
電子式 |
| レンズ |
光学10倍ズーム
35mm換算:47〜470mm(動画) |
| 最低被写体照度 |
24ルクス(シャッター速度1/30秒) |
| 液晶モニター |
2.7型 21万画素 |
| ファインダー |
0.2型 20万画素(RGB各6.7万画素) |
| 撮影時質量 |
705g |
| 発売 |
2007年8月 |