記録できても再生できないハイビジョン映像

ハイビジョンで撮った映像は、ハイビジョン画質のままDVDに保存できます。ところが困ったことに、ハイビジョン画質で記録しDVDが再生できる機器はかなり限られます。同じメディアなのに再生出来ないのには釈然としないかもしれませんが、その理由を説明します。

ほとんどのDVDプレーヤーが再生できるのは、記録形式が「DVD-Video」のディスクです。「DVD-Video」は映像圧縮はMPEG-2、記録解像度はスタンダード画質の720×480ピクセルと定められています。そのため1920×1080フルハイビジョンで撮影した映像も、ふつうのDVDプレーヤーで再生するためには、解像度を720×480のスタンダード画質まで落とす必要があります。ハイビジョン映像が再生できないのは、DVD-Videoがハイビジョン映像を想定していなかったのが原因なのです。

言ってみれば、ハイビジョン映像で記録したディスクは、見た目はDVDだけど、実際はAVCHDディスクという、新しいフォーマットと考えた方が良さそうです。

DVDにハイビジョン録画できるようになったのは、従来のDVD-Videoとは違ったフォーマット(AVCHD)が2006年に登場したからです。まだ策定されて間もないこのフォーマットに対応する機種は、ブルーレイディスクレコーダーや「プレイステーション3」などごく一部ですが、今後増えていくと思います。